『 WALK THIS WAY 』収録曲解説

1. WALK THIS WAY
去年の10月にとあるイベントに参加したんです。
そのイベントはなんと10月の31日間連続で都内のライブハウスで開催されたイベントで、主催者の藤間君がめちゃくちゃ熱いヤツで声をかけてくれました。
俺はその31日間の内、毎週日曜のトップバッターとして計5回、カホン楽曲を20〜30分演奏させてもらいました
で、せっかくそうやって自分も1ヶ月かけて関わるのだから、ただ参加するんじゃなくて何か出来ないかと思って、5回の出演で曲を作っていくことにしたんです。
最初は基本となるベースラインだけを作って演奏。演奏後に「来週、トランペット・ピアノ・バイオリン・マリンバの中でどの楽器の音を足してきてほしい?」って主催者の藤間君に聞いたんです。そしたら「マリンバ」と、答えてくれたんでマリンバの音を足してアレンジを加えて2週目に挑んだ。
2週目の演奏後にはお客さんに「今はまだ曲として短いから、この後の展開は壮大な感じにするかそれとも一度静かな感じにするかどちらがいいですかね?」と聞いて「壮大な感じに」と答えてくれました。
3週目の演奏後には、お客さんに足踏みしてもらってその音を録音してそれを実際にライブ用音源として曲中に使わせてもらいました。
4週目の演奏後には、お客さんの盛り上がってる掛け声・拍手・その日にゲスト出演してくれた和太鼓の音などを録音させてもらい5週目に使わせてもらいました。
そして細かいアレンジ、カホンプレイの決めなどを煮詰めて5週目に完成させたわけです♪

何かでっかい目標に向かっていく時は、自分の中に熱い情熱が必要だと思うし、突っ走るような勢いも必要だと思うんだけど、本当にばかでかい壁を乗り越えてでっかい目標に向かって行く時には 、情熱を持ちつつも走るというよりは一歩一歩踏みしめて歩いていくことが必要なんじゃないかと思って。
まっすぐ前を見据えて、でも時に休みつつ、仲間と一緒に、そして時にスキップするくらいの楽しむ気持ちも持って、進んで行きたいなと、思ったんです。
そんな気持ちを込めて作っていったので、このタイトルになりました。
CDのジャケットもまさに、そんな感じが伝わってくるでしょ?これはとある国の民家の壁に描かれていた絵なんです。
その写真を初めて見た時に「コレ良い!」と思って、その3ヶ月後くらいにイベントでこの曲に取り掛かって、イベント2〜3週目くらいに、「あの写真だ!!」って気付いたんです♪で、「ジャケットに使わせて♪」ってお願いしました。

で、それから実際にCDになるまで11ヶ月もかかってしまいました(笑)
そんなわけで、すごくすごく想い入れの強い1曲なんです。

使用カホン
HM CAJONのスタンダードカホンと9BA12という特殊カホン



2. 旅人 〜featuring 栗田大介〜
この曲は1stアルバムにも収録されてますが、それは恥ずかしながら俺が歌っているバージョンだったので、俺にとっては完成じゃなかったんです。
そして今回の作品でついに栗田大介に歌ってもらい、完成しました。
アレンジも少し変えて余計な音は消して、歌とピアノとカホンとベースのみ。カホンは特殊な9BA12というカホンをメインに使っています。
感無量です。
ぜひ聴いてほしい。

使用カホン
HM CAJONの9BA12という特殊カホン



3. ONE on ONE - studio live -
シングルONE on ONEをスタジオで一発録り。
シングルでの演奏と現在ストリートライブで演奏している時の演奏のクオリティ・迫力が違い過ぎるといろんな人から聞いてまして。
さんざん演奏してきたからそりゃあレベルアップするし、特にこの曲は技を駆使してるから、ここらでライブ録音しておきたいな〜とずっと思っていたんです
HM CAJONのクリアな音も生きていますよ♪

使用カホン
HM CAJONのスタンダードカホン



4. I am a Box 2011
カホンの即興ソロです。何も決めずに叩き始めました。
しかも実家のスタジオで録音。
しかも親父にレコーディングしてもらいました。マジです(笑)
そしてその音を何も手を加えずに、編集もせず、そのままCDに収録しています。
リバーブなどかけないで、部屋の音の響きそのまんまが気持ち良かったので♪

使用カホン
村岡広司の初代カホン、濱崎商会のカホン



5. EVERYBODY IS FLOWER - inst. version -
新曲です。本当は歌詞もついてある歌モノ楽曲なんですが、先にインストバージョンをCDにしてしまうという暴挙に出たわけです(笑)
アレンジはオルゴール風です。
ちなみに歌詞は過去のブログに載せてます(コチラ)
歌入りバージョンはアレンジもガラっと変えて、年明けくらいに発売したいな〜と企んでいます♪
「いつか」じゃなく「今」
いろんなことをきちんと伝えていきたい。そんな曲です。



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